
世界の広告賞・デザイン賞のひとつとして有名な、イギリスの非営利団体D&ADが運営する「D&AD Awards 2019」の受賞者が5月23日に発表された。「Wood Pencil」(ウッドペンシル:銅賞 年鑑「D&AD Annual.」に掲載される入選作)459作品、「Graphite Pencil」(グラファイトペンシル:銀賞)195作品、「Yellow Pencil」(イエローペンシル:金賞に値する賞)58作品、「Black Pencil」(ブラックペンシル:もっとも優秀な作品に与えられる最高賞)6作品が選ばれた。
日本からは、Branding部門で佐藤可士和によるSamurai がデザインした日清食品「The 60-year History of Nissin Foods」 と、Illustration部門で電通によるキリンビールの「Heartland 365」の2作品がイエローペンシルを受賞。グラファイトペンシルが6作品、ウッドペンシルが19作品選出された。
最高賞であるブラックペンシル受賞作6作品の部門は「Integrated」「Digital Design」「Film Advertising」「Writing For Advertising」「Direction」「Product Design」で、ここ数年でデザインカテゴリーがグラフィックやプロダクトなどからデジタルや映像など様々な分野へますます拡散されてきているようだ。
ちなみに、受賞者は鉛筆の形をしたトロフィーを購入することができるが、各賞とも315ポンド(日本円に換算すると約43000円)で、そのトロフィーの価格が安いか高いかは個人差があるに違いない。